教育訓練給付の支給の拡充について

テレビでは、ユーキャン等の教育講座のコマーシャルが多くながれています。書店等でも資格取得の本や解説本が多く出版され、個人の自己啓発を促しています。そして厚生労働省は先月26日、キャリアアップのため資格や学位の取得を目指す人を対象に、最大180万円を支給する雇用保険の教育訓練給付の拡充案を示しました。それは講座費の4割を補助し、資格を取得した場合はさらに2割上乗せして支給するもので、今までの制度よりも良くなると言えると思います。また45歳未満の若年離職者には、離職前の賃金に応じて一定額を生活費として支給するとのことです。

 教育訓練制度概要

教育訓練給付制度とは、働く方の主体的な能力開発の取組みを支援し、雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的とする雇用保険の給付制度です。受講開始日現在で雇用保険の被保険者であった期間(支給要件期間)が3年以上(初めて支給を受けようとする方については、当分の間、1年以上)あることなど一定の要件を満たす雇用保険の一般被保険者(在職者)又は一般被保険者であった方(離職者)が厚生労働大臣の指定する教育訓練を受講し修了した場合、教育訓練施設に支払った教育訓練経費の一定割合に相当する額上限あり)が支給されます。支給額は、教育訓練経費の20%に相当する額となります。ただし、その額が10万円を超える場合は10万円とし、4千円を超えない場合は支給されません。

新制度との比較

 

 

支給要件期間

給 付 率

給付期間

上限

現 行

 3年以上

 初回は1年以上

 2割

 最長1年

 10万円

改正後

 10年以上

 初回は2年以上

 4割

資格取得等の上で被保険者として就職した場合は2割上乗せ

 原則2年

資格取得に繋る場    合は3年

 年48万円

 

施行は、平成26年10月1日を目指しているようです。

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