若者チャレンジ奨励金申請は専門家に任せた方がいい  その三

前回に引き続き、「若者チャレンジ助成金」について述べさせていただきます。この助成金は、金額や受給期間において今年の目玉であることは間違いありません。当事務所でも10件程の申請代理業務を行ってまいりました。今は最後の駆け込み申請かもしれませんが、富山労働局職業安定部は予約して行かなければならない程の盛況ぶりです。しかし金額や受給期間の有利さがあるということは、それだけ申請は煩雑なのです。ここで、当事務所がこれまで助成金申請書作成した中で、まだ本助成金を考えておられる経営者と担当者の皆様に、申請までのフローの確認と申請書類のチェック項目を述べたいと思います。

 

訓練開始までのフロー

1.申請書作成

2.仮の申請書内容を役所にてチェック

      訓練時間の妥当性

      訓練カリキュラムの内容

      訓練期間の妥当性

      評価シートの内容と訓練カリキュラムの整合性

      講師履歴の内容の確認

3.提出申請書の作成

4.申請書の受理

5.ジョブカードの作成

6.富山商工会議所等でのキャリアコンサルタントと訓練者の面談

    訓練対象者の訓練への意欲や訓練職種への志望動機等を聞きます

7.訓練開始

8訓練開始届けの提出

9.訓練日報の作成

 

このように、申請書作成から申請の認定が出るまで、約1ケ月程要します。むろん申請書のやり直しや書類が整わない場合はそれ以上です。また訓練開始後においても、以下の書類を作成しいつでも提出できるようにしなければなりません。

 

訓練開始後に準備する書類

 

1.OJT日報の日々作成

2.OFF-JT日報の作成

3.月単位の集計表の作成

4.出勤簿・タイムカード

5.賃金台帳

「若者チャレンジ奨励金」は他の都道府県では、予算額一杯になり募集を締め切ったところもあります。富山県もいつまで申請書を受け付けるかわかりませんが、事業主又は担当者の皆さんせっかくの助成金です。書類の不備や申請書の作成の手間等で締め切られたということにならないようにご注意ください。

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