パート社員と言えば、主婦と連想される方も多いと思います。ではこのパート社員の能力を皆さん正しく認識していますか。これらの多くの方は社会に一度出て約85%の方は正社員として働いていた方々です。言い換えれば正社員以外経験したことのない方々なのです。ですから正社員として考え、行動していた方々が今度雇用形態を変えただけで、ある意味、能力を兼ね備えた方々が入社してきたと考えてもよいと思います。では再度働くことになった理由とパートという雇用形態を選んだ理由は何でしょうか、又パート社員の方が求めているものは何でしょうか
パートとして働くことになった理由
① 働ける時間ができたから
② 自分が働いて収入を得る必要があるから
に集約されると思います。また働くについて制約があったと思われる状況も多いと思います。
パート等の雇用形態を選んだ理由
① 子供の世話
② 家事
③ 介護
が多いようです。ほかにも職場に近いとか、働く時間、曜日等もあるでしょう。
パート社員はどのような仕事をまかされているのか
前に述べましたように、パートの方は何の経験もなしに職場にでている方は殆どいません。最近は、会社がパート社員に求める能力も高く、正社員と同様の仕事を任せている場合も多く、待遇や賃金の格差の問題があるのも事実です。右の表は、パートの仕事内容を正社員として入社した場合に何年目でこなしている仕事かをグラフ化したものです。いかにパートが戦力として重要かご理解いただけると思います。以前このホームページでも「パート社員の評価について」として述べさせていただきました。再度ご一読いただければと思います。またパート社員と正社員がチームで対応している会社ほどパート社員の能力が高くなる傾向があるのも事実です。
パート社員が望むもの
では、能力の高いパート社員が会社に臨むことはなにでしょうか、以下の分布図はそれをグラフ化したものです。法律で正社員の登用や教育制度の条文もありますが、以外とパートさんは正社員の登用や教育より、賞与や昇給に関心があるようです。一度会社のパートさんの声を聞いてはいかがでしょうか。これが本音といってしまえばその通りとしか答えることができませんが、これを前向きな課題いとして捉えることがよりパートさんの能力やモチベーションの向上となり、会社の業績向上につながるのではないでしょうか